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随筆を書く、国語総合の授業より(121120)

東京都立東大和高等学校

随筆を書く、国語総合の授業より

「思いを伝える随筆文を書く」という題材ををとりあげた1年生の国語総合の授業が展開されました。

この題材では、文学作品や新聞の投稿記事を参考にしながら表現方法や構成法を学び、さらに、優れた表現に触れることで、自分の文章表現に生かすことができるようになることがねらいです。

まずは、先生が選んだ文学作品の冒頭部分や新聞投稿記事がICT機器を使ってで映し出されました。新聞記事からは、「母を思い出す音」「祖父の新米 心待ち」などを提示し、起承転結を意識させ、書き出し、出来事、テーマ、むすびをワークシートで考えました。続く、文学作品からは印象的な書き出しの工夫が紹介されました。「なんたる失態だ・・・神様のカルテより」「鼻緒が切れた・・・おいち 不思議がたり 桜舞うより」「漆黒の闇、だった・・・十二国記 月の影 影の海より」など9作品ほどの紹介がありました。どんなところに工夫があるかなど、次々に発問がなされ、気付いたことや感じたなど活発な生徒の発言がありました。

いよいよ授業のメインです。前時に全員が書いた文章の一つが例示として映し出されました。手元にはこの文章が印刷された用紙も配られていました。「優れた点」「修正点」を付箋紙に記入していきます。その後はこれらをもとに、全員で表現や構成について文章の練り直しが進みました。

生徒の活発な活動と思いを伝える文章を書くぞという意気込みの感じられる充実した時間を共有できました。例示として示された生徒の文章がとても心に残ったので紹介します。他の生徒からは「読んだ後にあたたかい気持ちになる」という評もありました。私も同じ思いです。努力の様子とやさしさに胸がつまりました。

 朝、起きてくると必ず、タッパー弁当ができあがっていて保温バックにつめられている。
 タッパー弁当とは野球部の1年生で体を大きくするためにきめたルールで、名前の通り、
タッパーに大量のご飯とおかずが入った弁当のことだ。
 ある日の朝、遠征で学校に5時50分集合。あまりにも早い時間なので、「朝、弁当買っ
てくから、寝てていいよ。」と前日に言っといた。しかし、いつもどおりに弁当は作られて
いた。この時間に弁当を作るのに何時に起きたんだろうと思ったのと同時に、とてもうれし
い気持ちになった。タッパー弁当のおかげで今までの練習も乗り越えてこれたし、病気にも
ならずに元気にいられる。
 感謝の気持ちをかみしめながらタッパー弁当を食べる。今日も練習がんばろう。

校長通信 バックナンバー

最終更新時間:2012年11月26日 16時35分07秒